パロディックス!グリム童話「白雪姫」編
この物語はフィクションです。本物のグリム童話と関係ありません。パロディックスシリーズ第二段!今回は「白雪姫」をお届けします!ではこの物語の登場人物を紹介しよう!
「白雪姫」
美しく誰もが羨む絶世の美女。だが、口が悪い…
「お妃」
自信過剰のババア
「鏡の精」
いつもヤル気がない
「王子」
変態ドM
「狩人」
腕は一流。だが超ビビり
「七人のフリー◯」
七人の小人。某アニメの帝王にそっくり。
白雪姫は誰もが知る言わずと知れた世界の名作童話です。皆さんが知っている白雪姫…。実は全く違うストーリーがある事をご存知でしょうか?これはギリギリを攻めたパロディックスシリーズの童話「白雪姫」の物語である。怒らないで寛大な心でご覧ください…。
昔々、あるお城に一人の女の子が産まれようとしていました。母親は可愛い赤ちゃんが産まれるようにと願います。その願いが叶い、産まれてきた女の子は雪のように肌が白いとっても可愛女の子が産まれました。
女の子は、雪のように肌が白い事から「白雪姫」と名付けられました。しかし、「白雪姫」の母親は、程なくして病気で死んでしまいます。
その後、父親は再婚します。新しくお妃となった人物は自分が大好きな自信過剰なババアでした。
大きな鏡の前に立つお妃。
お妃 「鏡よ鏡。世界で一番、美しいのは誰だい?」
しかし、鏡の精は出てこない。
お妃 「あれ?おかしーわね?鏡よ鏡~!」
お妃 「ねぇ?ちょっと!」
お妃は反応の無い鏡に、若干イライラしながらトントンと鏡を叩きます。
すると…大きな鏡は渦を巻き鏡の精が現れた!のだが…
鏡の精 「母さん!ご飯おかわりだって!こら!野菜も食べなさい!」
家族で食卓を囲む鏡の精、ご飯のおかわりを要求する傍ら子供の野菜嫌いを注意していた。
お妃 「ん?あれ?家族で食事中?鏡の精って家族いるの?」
鏡の精は、驚き二度見します。
お妃 「ご飯中だった?」
お妃の問いに軽く咳払いをする鏡の精。
鏡の精 「ゴホン。はいはい。えっと…あなたです!!」
お妃 「あの、まだ何も言ってないけど…」
鏡の精 「あのねぇ~あんた今日で8回目だよ!何回聞くんだよ?まったく…あっ!母さん!おかわりだって!」
そういい放つと鏡が渦を巻き鏡の精は消えていきました。
お妃 「あっ!ちょっと…まぁいいわ。ウフフ…私が一番美しいのよ」
その言葉を8回も聞いていたお妃。鏡の精はいいかげんに呆れていたのである。お妃は自分が一番美しいと安堵するのであった。
それから数年後、白雪姫は大きく成長し、誰もが羨む絶世の美女になっていました。
綺麗な花が咲く、大きな庭に一人佇む美しい少女白雪姫。一羽の小鳥が白雪姫の周りを飛び回ります。
白雪姫 「こんにちは。小鳥さん。」
優しく笑顔で小鳥に挨拶する美しい白雪姫。チュンチュンと小鳥は嬉しそうに飛び回ります。その時…
ポトッ!
小鳥は白雪姫に糞を落とします。
白雪姫 「テメー、きたねぇーんだよ!焼き鳥にすっぞ!」
美しい白雪姫。だが…口は悪かった…。
大きな鏡の前に立つお妃。いつものようにお妃は鏡の精に問いかけます。
お妃 「鏡よ。鏡。この世で一番美しいのは誰だい?」
すると…大きな鏡は渦を巻き、鏡の精が登場する…
鼻毛を抜く鏡の精…
鏡の精 「痛てて!…ん?」
鏡の精は鼻毛を抜いていました。そして、鏡の精は呼ばれた事に気付き驚いて二度見を通り越し三度見するのであった。
鏡の精 「えっ?映ってる?やだー!恥ずかしい!いつから?」
お妃 「全部みてしまったわよ。そんな事より、この世で一番美しいのは誰だい?」
鏡の精 「えー。お応えしましょう。それは、あなた!…ではないんだなー。この世で一番美しいのは、白雪姫です!」
お妃 「なんですって!許さない!私が一番美しいのよ!白雪姫許さない!」
自意識過剰のお妃は自分よりも美しい白雪姫に怒り、白雪姫殺害を企てます。そこで、お妃は森一番の狩人を呼び出します。
玉座の前に膝まずく森の狩人。お妃は森の狩人に要件を強く申し入れます。
森の狩人 「お呼びでしょうか?お妃様。」
お妃 「いいかい?白雪姫を森に連れていきなさい。」
森の狩人 「はい。かしこまりました。」心の声「なんだぁ~それだけか~良かった~」
お妃「それから…そのまま殺してしまいなさい!その証拠に白雪姫の心臓を持ってくるんだよ!わかったか?」
森の狩人の腕は一流!
狩人 「わ、わかりました!大きい声ださないで下さいよ~」
が…超ビビリだった。
ビクビク怯えながら要件を受け入れた森の狩人。
そして、森の狩人はビクビク怯えながら白雪姫の元へと向かいます。
薄暗い森の中、白雪姫を連れてきた森の狩人。隙を見て白雪姫を殺害しようとします。
狩人 「許して下さい。白雪姫…」
弓矢を引き照準を白雪姫にあてます。そして、いよいよ弓を射ようとしたその時!!
森の茂みが動きます。
ガサガサ…ガサガサ…
狩人 「ひぇーー!なんかいるの?うわぁーー!」
白雪姫 「あぁ?!ただの風だろ!おい!ちょっと待てよ!」
森の狩人はただ風が吹き木々が揺れた音だけで怖くなりビビって走り去っていきました。
一人残された白雪姫は森の中をさ迷い続けます。白雪姫が歩き疲れ座り込みます。
白雪姫「くそ!あのビビリの狩人!今度あったらぶっ飛ばしてやる!疲れたわ~ちょっと休憩しようかしら…」
すると…何処から声が聞こえてきました。
「オーホッホッホ」
白雪姫 「ん?なんか聞こえる」
白雪姫の前に現れたのは七人のフリー◯似の小人でした。
七人のフリー◯ 「おや?まぁ、皆さんご覧なさい。こんな所に可愛い女の子がいますよ。」
そぅ言うと七人全員がスカウ◯ーで計測します。
七人のフリー◯ 「戦闘力たったの5ですか。私の戦闘力は53万です。どぅしました?」
白雪姫 「なんか、見たことあるよーな、ないよーな…。まぁいいか。わかんねーけど置いてかれたんだ」
七人のフリー◯ 「それは、大変ですね。私の下で働きなさい」
そんなこんなで白雪姫は七人のフリー◯と暮らすようになりました。
一方その頃、お城では狩人が近所の業務スーパーで買ってきたレバーを心臓と偽ってお妃に差し出しました。
お妃 「よくやった!これで一番は私!ウフフ。」
不気味に笑うと、お妃は心臓を塩茹でにして食べてしまいました。
狩人 心の声「いやぁ~、それはレバニラしたほうが美味しいのにー!」
森の狩人はビクビクしながら思うのでした。
かくして、白雪姫は消えこの世で一番美しくなったと思い、お妃はいつもように大きな鏡の前に立ちます。
お妃 「鏡よ。鏡この世で一番美しいのは、誰だい?」
大きな鏡は渦を巻き鏡の精が現れる…
加えタバコの鏡の精。麻雀牌をゴロゴロしながら…
鏡の精 「今日はツイてるぜ!みた?いまの?アハハハ。ん?」
鏡の精はお妃の存在に気付き慌てて麻雀牌を隠します。
お妃 「麻雀してたよね?いましてたよね?」
鏡の精「知らん!麻雀なんか知らん!」
お妃「まぁ…いいわ!この世で一番美しいのは誰だい?」
鏡の精「この世で一番美しいのは…白雪姫です!はい!えー、彼女は今、七人のフリー◯と暮らしていまーす。場所は…後でLINE送っとくわ」
そぅ言うと加えタバコの鏡の精は大きな渦と共に消えていきました。
お妃 「マジか?生きているのね?許せない!私が一番なのよ!」
激怒したお妃は白雪姫を抹殺しようと刺客を送ります。
が…誰一人帰ってきません。お妃は次々と刺客を送りますが、七人のフリー◯により全て倒されてしまいます。
そんなある日…
食卓を囲む白雪姫と七人のブリー◯似の小人。
七人のフリー◯ 「今日は違う星を侵略しに行きますよ。綺麗な花火がみれますよ。オーホッホッホ」
すると…
お妃の携帯が鳴る。 LINEの送り主は鏡の精。内容は…
鏡の精「七人のフリー◯が留守にする今がチャンス!」
と入っている。
お妃「私が行きましょう…フフフ」
お妃は七人のフリー◯がいない時を狙い、宅配業者に成りすまし、白雪姫を暗殺しようとします。
七人のフリー◯似の小人の家の前に立つ宅配業者に成り済ましたお妃。
ピンポーン!チャイムをならし…
お妃 「宅配便でーす。」
白雪姫 「はーい。いまでますよ」
宅配便を受け取った白雪姫は中身が気になりました。
白雪姫 「なに?宅配便?あいつら何買ったんだ?パロディックス??なんだそれ?まぁいいや!開けちゃお!」
白雪姫が宅配便を開けた瞬間…
ドッカーーン!!
大爆発が起きました。
お妃「やったーー!」
大爆発を見たお妃は今度こそ白雪姫を殺したと大喜びで帰っていきました。
そして…七人のフリー◯達が帰宅しました。
跡形もなく吹き飛んだ。小屋があったであろうとされる場所を見つめる…
七人のフリー◯ 「おや?派手にやってくれたましたねぇ~白雪姫さんは?死んじゃいましたか?では、これを使ってみましょう。」
七人のフリー◯は、侵略した星で何でも願いが叶う不思議な球を見つけていました。七人のフリー◯は、さっそく、この不思議な球を使い白雪姫を復活させることにしました。
小人の部屋のベッドの上で白雪姫は蘇る。
白雪姫 「…復活した!でも…なんか、いろいろアウトな感じがするけど…とにかくありがとう!それから…」
スカウ◯ーで計測する七人のフリー◯。
白雪姫「それ…計測するのやめてくれない?」
六人のフリー◯ 「お構い無く。戦闘力は変わらず5ですねー。オーホッホッホ!」
白雪姫 「ところで、あんた達、一人足りてないよ?どこ行ったの?」
六人のフリー◯ 「ホントですね~気づきませんでしたよ…。遅いですね~、たしか、ナメッ◯星に行くとかいってましたね~」
白雪姫 「…あぁー、それ…たぶん…帰ってこないわ…」
六人のフリー◯ 「そんなはずはありませんよ。オーホッホッホ!」
高笑いする六人のフリー◯
すると…
小屋のドアが開く…
ガチャ…
半分メカになったフリー◯登場!!
六人のフリー◯全員がスカウターで計測する
白雪姫 「それ、いらねーだろ!何でもかんでも計測しやがってよー!」
メカフリー◯ 「皆さん、行きますよ!あのサルめ!絶対に許さんぞー!」
六人のフリー◯ 「どこへ行くんですか?」
メカフリー◯ 「地球?とかいう、ちっぽけな星ですよ。」
白雪姫 「あっ!えーと…それ…行ったら全員帰ってこれないわ…なんか、その金髪の人に…」
七人のフリー◯ 「なにをブツブツと言っているんですか?まぁいいでしょう。行きますよ。皆さん!」
そして、七人のフリー◯達は宇宙船で飛び立っていきました。
一方、その頃、お妃は白雪姫が死んだと思い大喜びで鏡の前に立ちます。
お妃 「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰だい?」
大きな鏡は渦を巻き始め鏡の精が現れる…
鏡の精 「この世で一番美しいのは…残念!白雪姫!まだ生きてんの!あいつさー復活してんだわ!あの球?何だったけ?あぁそうそう!ドラゴ…」
お妃 「ダメ!ダメ!それ以上は!言わないで!」
鏡の精 「なんで?あのフリー◯もいなくなったよ!あのねー今度はねー地球って星でさー金髪の奴とさ…」
お妃 「もーいいよ!それ以上は言っちゃダメ!…まだ生きてたんだね!白雪姫!今度こそ!待っていなさい白雪姫!」
お妃は白雪姫を今度こそ確実に暗殺するため、老婆に変装し毒リンゴを用意しました。そして、再び白雪姫の元へと向かいます。
七人のフリー◯の小屋の前に立つ老婆。
ピンポーン!
チャイムを鳴らすと中から白雪姫の声が聞こえます。
白雪姫 「はーい。どちら様ですか?」
老婆に 「このリンゴを食べなさい」
白雪姫 「なんだ?てめー!いきなり来てそんな怪しいリンゴ食えるわけねーだろ!」
老婆 「怪しくなんかない!ほら食べなさい!」
老婆は毒の入ったリンゴを白雪姫の口に強引に無理やり突っ込みました。
白雪姫 「ババア!てめーなに食わした!うぅ…」
白雪姫は毒リンゴを食べさせられバタリと倒れてしまいます。
老婆 「これでよし…ウフフ」
不敵な笑みを浮かべ老婆は去っていきました。
そこへ、偶然通りかかったのは、どこぞの国のドMの王子でした。ドMの王子は倒れている白雪姫に気付かず白雪姫のお腹を踏んでしまいました。
ドM王子「あら?なんか踏んだ?」
白雪姫 「ウェ~…オェー!あのババア!」
ドM王子がお腹を踏んだ拍子で白雪姫の食べた毒リンゴが吐き出され白雪姫は息を吹き替えしたのです。
ドM王子 「おおー!なんて綺麗な人なんだ!僕と結婚してください!」
白雪姫 「あぁ?なんだテメー!結婚だ?誰に口きいてんだよ!」
ドM王子 心の声 「あぁ~素晴らしい!もっと!もっと私を罵り倒してくれ!」
白雪姫 「聞いてんのか?この豚野郎!」
王子 「あぁ~たまらん!最高だ!私は王子、あなたを嫁にもらいます!」
白雪姫は王子という言葉に釣られ、どこぞの国のドMな変態王子と結婚しました。ドMな王子のお城で結婚式が開かれました。
結婚式にはお妃も招待されていました。お妃はイケメン王子の妻が白雪姫であることに気付きます。
お妃 「あれは?白雪姫!?どうして!許さない!」
怒り狂ったお妃は暴れだします。
華やかなお祝いムードを一変させ辺りは騒然とする。
ドM王子 「なんだ?やめてー!」
騒ぎの中心にいたのはお妃。その姿を見た白雪姫もまた、怒りに震え暴れだします。
ドM王子「白雪姫?どうしたの?あっ!やめてー!」
怒りに満ちた白雪姫を抑えようとするドM王子…
白雪姫 「うるせー!引っ込んでろクソ王子!」
王子 「えっ?あっ!でも、その罵声、なんかいい!気持ちいい!もっと…もっと!」
ドMぶりを発揮する王子を振り払い、渾身の力を込めた一撃をお妃にぶつけます。
白雪姫「オラァーー!これで終わりだーー!!」
お妃 「ウギャーー!」
白雪姫かいしんの一撃!
お妃は遥か彼方へと飛んでいった。
その後…白雪姫と王子。二人はいつまでも仲良く暮らしたとさ…。
完